ヒートポンプ配管の点検で、よくある水漏れの原因と対処法

ごらんいただき誠にありがとうございます。

Eテックスの武智です。

エコキュートの故障でよくあるのは「ヒートポンプからの水漏れ」

厳密には、ヒートポンプそのものではなく、エコキュートとヒートポンプをつなぐ配管からの水漏れが多く発生しています。

Eテックスでは関西電力グループ認定店「かんでんeショップ」として、10年以上エコキュートをお使いのところへ点検をまわらせていただています。

この点検は他社様で工事された分も含めて回っているのですが・・・

ヒートポンプ配管から水漏れする可能性が高いお家が、とても多いです。

エコキュートをお使いの方には是非知っておいていただきたい内容となっていますのでご参考ください。

水漏れの原因としては、

  1. ヒートポンプ配管に不適切な配管を使用
  2. ヒートポンプ配管の保護がなく、露出している

この2つのどちらか、もしくは両方が当てはまります。

ちなみにヒートポンプ、ヒートポンプ配管とは、下記の画像の部分になります。

ヒートポンプ配管とは

1の「ヒートポンプ配管に不適切な配管を使用」は、すぐに不具合が出る訳ではないのですが、事例を参考に、「水漏れがどういう風に発生するか?」をご確認いただき、万が一の心づもりをして下さい。

残念ながら応急処置はできません。

不具合が出るまでそのままご使用いただくか、配管の取替工事をする形になります。

2の「ヒートポンプ配管の保護がなく、露出している」は、応急処置的に対応できる場合もありますので、事例を参考にして下さい。

ヒートポンプ配管に不適切な配管を使用

ヒートポンプ配管に不適切な配管を使用されていると、水漏れする可能性があります。

ヒートポンプの配管は毎日、80℃~90℃近い高温のお湯が通るので耐熱性が必要になります。

ここに、お風呂用の耐熱温度が60~70℃のゴム配管を使われている場合、高温に耐えきれず水漏れが発生します。

数年ですぐに破損をする訳ではありませんが、長期間使用していると下の画像のように、配管が破裂してしまいます。

ヒートポンプ配管取替
ヒートポンプ配管が破裂して水漏れ

こうなってしまったら後は水がドバドバと噴き出してしまい・・・エコキュートのそのものが使用できなくなってしまいます。

配管が破裂しない場合でも、中のゴムが溶け出してエコキュートの不具合につながるケースもありますので注意が必要です。

不適切な工事が原因

ヒートポンプは往きと戻りの2本の配管を使用します。

そして、お風呂用の配管も2本のペアホースというのを使用します。

どちらも同じように2本の配管を使用するんですね。

工事知識のない方が、知らずに耐熱性のないお風呂用のゴム配管をヒートポンプに使用されていることが根本的な原因です。

この不具合は、困ったことに数年後、場合によっては10年超えてから発生するので、工事店が対応してくれないケースも多いです。

水漏れが起こらないようにするには、配管そのものを取り替える必要があります。

工事店が対応してくれない場合、修理するにはお客様ご負担になるので、メンテナンス点検時に気づくと大変心苦しい不具合事例です。

ヒートポンプ配管の保護ができていなく露出している

ヒートポンプ配管の保護ができていないと水漏れする可能性があります。

水道用の配管には様々な種類があるのですが、紫外線に当たると劣化していきます。

さらに太陽の直射日光にあたり続けると、配管が劣化しパリパリになって、穴があいてしまいます。

保護テープがなくて断熱材がボロボロになり露出するケース

ピンクと青の配管から水漏れ

ヒートポンプ配管から水漏れ

上記の水漏れの原因は、保護テープを巻いていないので、保温材がボロボロになってきて、だんだんと配管が露出してしまい、水漏れしたケースです。

これはヒートポンプに限らない話で、このようにピンクや青の配管が見えてる場合は要注意です。

水道工事屋さんも知らないことが多いのか、保護テープむき出しの現場はよく見かけます。

特に新築の工事を中心にされてる職人さんは、後々のメンテで数年後の状況を見ることがないのか、保護テープがないケースが多いです。

対処法としては、下記の画像のように根元までキッチリ保護テープで紫外線から守れば大丈夫です。

保温材で根元まで仕上げ

場所によっては、やりにくいと思いますが、市販のビニルテープを巻いてあげるだけでも十分効果あります。

テープを巻く際は、接続部の緩みの原因になるので、配管やヒートポンプが動かないよう注意が必要です。

配管がのびて断熱材が露出してしまった

エコキュート ヒートポンプ配管の水漏れ修理

配管がのびてしまい、配管が露出して水漏れしてケースです。

もともとは、カバーに隠れていたと思いますが、夏場などに配管が伸びてしまい、配管が露出したと思われます。

カバーギリギリに隠れるぐらいしか断熱材がない場合に起こることがあります。

下の画像のようにカバーの中の見えない根元の部分まできっちり断熱材を巻いていれば多少の配管の伸びがあっても配管が露出することはありません。

エコキュート ヒートポンプ配管の水漏れ修理

対処法としては、先ほどと同じように露出してしまっている部分をビニルテープで巻いてあげれば直接紫外線が当たることはないので大丈夫です。

ただ、これまでにどれだけ紫外線が当たって劣化が進んでるかはわからないので、水漏れの可能性がない訳ではないので注意してください。

ヒートポンプ配管からの水漏れの不具合事例

他にも同様のヒートポンプ配管からの水漏れの事例がありますので、似たような状態の場合は十分ご注意下さい。

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エコキュート・ヒートポンプ工事はEテックスにお任せ下さい

ヒートポンプ配管からの水漏れが発生すると修理工事が必要になるので大変です。

修理費用も大変ですが、直るまでの間、「エコキュートが使えない」=「お湯が使えない」状態になります。

このような不具合が発生するのは10年以上経過している場合が多いので、エコキュートを新しく取り替えるケースもございます。

例えば劣化した配管が本体内に流入している場合は、後々に他の部分が故障する可能性が高いです。

工事の時にヒートポンプ配管も交換しますので、結果的には新しいエコキュートに交換した方が安くつき、安心して使えます。

ご使用年数を考慮して、ヒートポンプ配管を修理するか、エコキュート自体を交換するか、ご検討下さい。

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