保険金の使い道は自由って本当?火災保険申請業者のトラブルに要注意!

京都府城陽市Eテックスの武智です。


「火災保険申請業者によるトラブルに要注意!」ということで、「保険でゼロ円リフォーム」という大々的な広告をご覧になられたことは無いでしょうか?最近では有名人を起用していたり、お金系のメディアなどでも取り上げられていたりと注目が集まっています。

有名人が出てるから安心?怪しくない?本当にそうでしょうか?

注意すべきポイントをお伝えします。

申請代行とは?

まず、「申請代行」をうたっている会社さんが多くありますが、この「代行」という行為自体が弁護士法の「非弁行為」にあたり違法です。

また、その中の多くの会社さんが「成功報酬」として、申請代行料金を受取るサービスを行なっていますが、この「成功報酬」で業務を受けることも弁護士法の「非弁行為」にあたる可能性があります。

弁護士法72条の「非弁行為」とは「弁護士のみに認められている行為を弁護士以外のものが行うこと」で、違反をすると2年以下の懲役または300万円以下の罰金に処される可能性があります。

修繕工事はしなくてもいい?

保険申請をして認定された保険金ですが、「保険金の使い道は自由です」「貯蓄や趣味に使っても大丈夫」と、強調されている広告もよく目にしますが、これも注意が必要です。

確かに、保険契約の約款には、「保険金の使い道」や「修繕後の調査」などの記載はないので、「だから自由に使っていいんだ!」という解釈になると思うのですが、ここはかなり「グレー」です。

現実問題として、認定額が減額されて、必要な修繕費用に足りず、一部だけを補修したり、補修をせずに様子を見る。→ 結果として「貯蓄にまわる」というパターンはありますが、「修繕はしなくてもいいので、とりあえず保険申請をしましょう」という広告は、誤解をまねき、詐欺の温床となってしまいます。

また、例えば去年の台風で瓦が飛び、保険申請をして保険金を受取り修繕工事をした場合、今年の台風で瓦が飛んでも、また申請をすることができます。修繕をしていれば、何度でも大丈夫です。

しかし、修繕をしていないと2度目の申請はできません。

2度目の事故ということは、さらに大きな被害や劣化の状況となっていることが予想されますが、せっかく加入している保険を活用できず、自費でなんとかしないといけなくなってきます。

さらに、「おこずかい目的」で申請をされる場合、味をしめて何度も申請をしたくなるのが人間の悲しい性…

ですが、何度も申請をしていると、さすがに保険会社も「なんだか怪しくない?」と、調査に入られる場合があります。

本当に被害があったのか?保険金で修繕をしたのか?など、見積書や領収書の提出を求められる可能性もあります。

住まいを快適で安全に、そして家族を守り、暮らしを守るための火災保険の活用について、住宅のプロ、火災保険のプロとうたっている会社さんが「使い道は自由です」という広告を出されていることには、疑問を感じずにいられません。

ということを踏まえ、基本的には「保険金は修繕に使う」という事をしっかりと認識していただければと思います。

まとめ

  • 「申請代行」は違法!
  • 保険金の使い道は「修繕が基本」!

ちなみに、約款の中には「事故発生通知義務」として、「事故が発生したことを知った場合は、遅滞なく、保険会社に通知すること」と記載されている通り、事故や被害の通知、保険の申請は加入者の重要な権利であり、義務ですので、適切に活用をしていきましょう!

ただし、虚偽の申請は絶対にダメですよ!

Eテックスは「くらしと省エネのアドバイザー」として、快適で安心な住まい、省エネな暮らしのお手伝いをさせていただく中で、「火災保険の活用」について注目し、保険会社さんとも連携しているグループとともに学び、情報発信をさせていただいております。

私たちが得た知識や情報が、皆さまのより豊かな暮らしへのお役立ちとなっていれば幸いです。

改めまして、怪しい会社さんにはご注意を!

京都府城陽市のEテックスでした!

お気軽にご相談ください

Eテックス 電力自由化イベント
当社は城陽市を中心に地域密着‼

太陽光発電・蓄電池・オール電化「売りっぱなし撲滅!」を胸に創業21年施工実績5,000件以上のお客さま満足度NO.1の会社です。

資格を持ったスタッフによる現場調査、施工、アフターも全て自社施工で喜んでいただいています。
延長保証・工事保証。複数メーカーのお取扱いをしています。
LINE、メール、TELなどお気軽にご相談下さい。