シャープ「全負荷停電対応」新型蓄電池のメリット・デメリット
ごらんいただき誠にありがとうございます。 Eテックスの武智です
蓄電池も様々なメーカーでラインナップを拡充しております。
シャープも今年の1月より新型蓄電池システムが発売になります。
新型の蓄電池は6.5kWhの「JH-WB1921」。
組み合わせる、新型のパワーコンディショナーは蓄電池連携型「JH-55KF4」。
一番のポイントは何と言っても「家中まるごと停電対応」になったこと。
(別のメーカーでは「全負荷対応」、「家中まるごとバックアップ」といった言い方もします。)
簡単に言うと、今までは停電時は決まった箇所でしか電気が使えなかったのが、家中どこでも電気を使えるようになりました。
ですが!
安易に「停電しても家中どこでも電気が使えるんだー。」って思っていると・・・
電気を使い過ぎてしまって、いざという時に電気が足りなくなってしまいます。
そんな注意点も含めて、シャープの新型蓄電池の「家中まるごと停電対応」のメリット、デメリット(注意点)をまとめていきます。
メリット1 停電時に家中どこでも電気が使える
「家中まるごと停電対応」の機能の名前そのままですが、『停電時に家中どこでも電気が使える』というのが最大のメリットになります。
これまでの蓄電池システムでは、停電時はあらかじめ決めておいた場所でしか電気を使えませんでした。
ところが!
停電時もリビングやキッチン、子供部屋、寝室、トイレ、浴室など家中のお部屋で電気が使えるようになりました。
一般的にこれまでの蓄電池システムはリビングなどを停電時でも電気が使えるように配線を行います。
もし、夜間に寝室で寝ていてる時に停電になるとリビング以外では電気は使えません。
電気の使える場所まで移動する必要があります。
停電や災害は急に起こるもの。
入浴中、トイレ、子供部屋、どこの部屋にいるかわかりません。
急な停電でも、家中どこでも、いつも通り電気を使えるようになったことが最大のメリットです。
メリット2 200V機器も使えるようになった
実は、これまでの蓄電池システムでは100Vしか使用できず、200Vの機器は使用できませんでした。
なんと「家中まるごと停電対応」では、200V機器が使用できるようになりました。
一般家庭には100Vと200Vの家電や機器があります。
普段は何ボルトとか気にすることはほとんどないと思いますが、200Vの機器はどんなのがあるでしょう?
主な200V機器は大型のエアコン、IHクッキングヒーター、エコキュートです。
その他には電気自動車の充電コンセント、電気式の床暖房、浴室暖房も200Vのものがあります。
新型蓄電池システムなら、これらの200V機器が停電時も使えるようになりました。
真夏にエアコンをつけたい、少しだけ調理をしたい、お風呂のお湯を作りたい、電気自動車へ充電したい、これらのことが全てできるようになったのです。
デメリット(注意点)電気の使い過ぎに注意
デメリットは基本的にはありません。
ですが、注意点はあります。
電気の使い過ぎないようにすること。
家中の電気を使えるということはそれだけ多くの電気を使用することになります。
停電時にそれぞれの部屋で照明をつけて、テレビをつけて・・・そんな感じで電気を使い過ぎると気づかないうちに蓄電池の残量がみるみるなくなってしまいます。
短期的な停電であれな問題ありませんが、実際に停電が起こった際はいつ復旧するかは全くわかりません。
家中の電気は使えますが、必要な場所で、必要な電気だけを使うように注意する必要があります。
特に200V機器はたくさんの電気を使います。
蓄電池の残量が減りすぎないように停電時の使用は注意が必要です。
デメリット2(注意点)一度に使える電気の上限はある
デメリット2も家中まるごと停電対応ならではの注意点ですが、一度にたくさん使い過ぎないようにする必要があります。
これに関しては普段の生活でも同じなのでわかりやすいですね。
コタツつけて、ストーブつけて、ホットプレート使って、電子レンジつけてー・・・ってしてると急に「バンっ」とブレーカーが落ちたことは誰しも経験があると思います。
これは電気の使える上限を超えてしまってるので安全のためにブレーカーが落ちるからです。
そして、停電時は通常時よりも上限が小さくなります。
蓄電池だけだと最大は2.0kWという容量になります。
2.0kWは2000Wと同じです。
最近はLED電球や省エネ家電でそんなに大きく電気を使う機器は少ないですが、熱を生み出す家電は電気をたくさん使います。
例えばドライヤーとかで1200W。
その他にも、ストーブ、コタツ、オーブントースターなんかもたくさん電気を使います。
これらの機器を同時に使うとすぐに2000Wを超えてしまうので注意が必要です。
200V機器の使用に注意
先ほどのメリットで「200V機器の使用もできる」と書きましたが、200V機器もたくさん電気を使います。
例えば、IHを最大火力で使うと3200W (3.2kW)になります。
弱~中ぐらいの火力でしたら使用可能ですが、2000Wを超えないように注意が必要です。
メリット・デメリット(注意点)のまとめ
2つのデメリット(注意点)は、「家中まるごと停電対応」ならではの注意点ですね。
デメリット1(注意点)の電気の使い過ぎは、「たくさん使い過ぎるとすぐに電池の残量がなくなっちゃうよ。」ということです。
デメリット2(注意点)の電気の使い過ぎは、「たくさんの電気を同時に使い過ぎるとダメですよ。」ということです。
どちらも 「停電しても家中どこでも電気が使えるんだー。」 と蓄電池の残量や上限を気にせず使ってしまわないように注意する必要がありますね。
ですが、注意点をしっかりとわかった上で使用すれば、「家中まるごと停電対応」のシャープの新型蓄電池システムは素晴らしいです。
もっとたくさん電気を使いたい場合は2台使いで増量可能
ここまでは6.5kWhの蓄電池でのお話しです。
なんと新型蓄電池システムは6.5kWhの蓄電池を2台設置して13kWhの蓄電池システムに増設することができるんです。
13kWhのシステムになると、先ほどのデメリット(注意点)も変わってきます。
デメリット1(注意点)の「たくさん使い過ぎるとすぐに電池の残量がなくなっちゃうよ。」という話は、満充電なら最大で13kWh使えるようになります。
デメリット2(注意点)の「たくさんの電気を同時に使い過ぎるとダメですよ。」と いう話も、停電時でも最大で4.0kWまで同時に使えるようになります。
普段の生活で4.0kWを同時に使うことはほとんどありません。
同時使用に関しては、かなり安心して使えるようになります。
どちらも、200V機器のIHやエコキュートの使用に注意すれば、停電してもかなり普段通り生活することが可能になります。
「家中まるごと停電対応」の新型蓄電池システムは「もしもの安心」には不可欠
「家中まるごと停電対応」の新型蓄電池システムなら・・・
どこにいても安心。家中どこでもコンセントが使える。どこでも明かりがつく。
停電の時は、いくらお金があっても電気は買えない。
新型蓄電池システムはとても大きな安心感ですね。
停電時の動作だけを見ても、普段馴染みのない「なんkWh」や「消費電力」、「なんボルト」・・・
色々な数字があってややこしいですね。
先ほどまでの説明も、お住まいや配線状況によって機能が制限される場合もあります。
あまり蓄電池詳しくない販売店や工事店では、購入後に「思っていたイメージと違う!」ということになりかねません。
今回ご紹介したシャープの新型蓄電池システム以外にも「家中まるごと停電対応」のメーカーはございます。
他メーカーでは動作が少し違ったり、容量も様々です。
一件、一件おすすめの蓄電池システムは違いますので、事前にしっかりとご理解いただいてご検討していただく必要があります。
ですが、実際はまだまだ蓄電池の情報は少ないのが現状です。
検討中で、どこに頼んでいいのかわからない・・・
ネットのお店って信頼していいの・・・
私達もHPやSNSを通して情報発信をしていますので是非ご参考ください。
蓄電池の正しい知識を身につけてトラブルを回避
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これからご検討する方はぜひご参考ください。
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