太陽光発電の発電量が落ちた時は早めの点検を!11万円も損することも
ご覧いただきまして誠にありがとうございます。Eテックスの武智です。
宇治市のI様邸で太陽光発電の点検をさせていただきました。
Eテックスで設置工事したお客様ではございませんが、販売店が点検を行ってくれないということで太陽光発電システムの点検のご依頼をいただきました。
点検の結果、2014年から機械の一部が止まっていた可能性があり、止まった時期からすると、
なんと約11万円分ほど発電の損失をしていました・・・
機械ものですので、不慮の事故はあります。
ですが、今回のケースは、
- 販売店さんが定期点検を行っていれば・・・
- 販売店さんが早急に対応してくれていれば・・・
もう少し損失も少なく済んだかもしれません。
その後、インターネットで調べたのですが、おそらく販売店さんは「売りっぱなし」の訪問販売の会社さんのようです。(現在は廃業されてるそうです。)
今後は故障した機器の交換の手配や手続きなどEテックスでさせていただくことになりました。
発電の損失はありましたがI様も、
「原因がわかってホッとしました。後のこともお手数ですがよろしくお願いいたします。」
と安心されていました。
お家に設置する機器だからこそ、アフターフォロー、メンテナンスなど親身になって対応してくれる会社を選ぶことが大切です。
太陽光発電はすごくいいものです。
ただ、激安店の粗悪な施工、売りっぱなしの訪問販売会社がいるのでイメージダウンにつながっています。
Eテックスでは、適正な価格、安心の工事、アフターフォローを通じて、長く安心して太陽光発電を導入していただけるよう地元密着でがんばっています。
I様のような発電量低下など太陽光発電に関するご相談などございましたらお気軽にご相談ください。
太陽光発電システムの点検
今回の点検は発電量が低下している原因を究明することを主に点検させていただきました。
接続箱での点検
まずは、屋根に上がらず壁に設置されてる接続箱という部分で点検させていただきました。
ここには太陽光パネルからの配線がつながっています。
そして、ここから屋内のパワーコンディショナーにつながっています。
いわば、接続箱は太陽光パネルとパワーコンディショナーの中継ポイントになります。
まずはここで太陽光パネルの配線に異常がないか断線チェックを行います。
3つの配線系統がありましたが、どれも異常無しでした。
これで太陽光パネルから接続箱までの配線は異常がないことが確認できました。
次にIVカーブ測定。
こちらは日射状況や影に影響されますので、今回は正常な点検ができる状態ではありませんでしたが大きな異常はないというところまではわかりました。
異常発見。自動昇圧ユニット「オムロン KP-ST3-1」の表示ランプがついていない!
先ほどの接続箱の隣の機械。
こちらは「自動昇圧ユニット」という機械になります。
オムロンの「KP-ST3-1」という機器です。
太陽光パネルは、設置する合計枚数によって電圧が変わります。
配線をまとめるグループごとに電圧を揃える必要があるのですが、設置面積の都合などで電圧が合わない場合に使用します。
自動昇圧ユニットが電圧を調整してくれます。
オムロンの取扱い説明書より
これが働かないと、電圧が揃わないために発電量が落ちてしまいます。
その自動昇圧ユニットが、
なんと動いていませんでした。
動作している時は表示ランプがつきますが、消灯していました。
動いていないので電圧も揃っていませんでした。
オムロンの取扱い説明書より
発電量が下がっているのは自動昇圧ユニットの故障が原因のようです。
屋根の太陽光パネルの点検
屋根のパネルは特に問題ないかと思われますが、念のための点検と、I様より「ケーブルがたれてるところがあるので直していただけますか?」とご相談いただいたので、そこも確認しました。
まずは、屋根にハシゴで上がります。
高所作業になるので2人作業です。
屋根の上ですのでヘルメットと屋根用の靴、安全帯。慎重に作業していきます。
I様よりご要望のあった配線ケーブルの垂れている部分がこちら。
固定が甘く、垂れてしまい、遠くから離れると下から見えるようです。
こちらは太陽光パネルの架台に固定しなおしました。
その他、目視点検。
割れや異常に汚れているところなどはありませんでした。
パネルの下の目視点検。
ネジのゆるみやガタつきがないか確認。
太陽光パネルの設置状況は特に問題ありませんでした。
パワーコンディショナーの点検
再び、下に降りてパワーコンディショナーの点検。
こちらは特に異常はないようです。
発電量チェック
モニターで発電量をチェックさせていただきました。
事前にお聞きしていましたが、ある時期から発電量が下がっています。
さかのぼると・・・
2014年と2015年の間に大きく発電量が下がっています。
年間で約700KWhのダウン。
42円の売電ですので年間で約3万円相当になります。
2014年は2885KWh。
2015年は2166KWh。
2885KWh-2166KWh=769Kwh。
これが3年半続いていますので、ざっくり計算すると・・・
769Kwh×3.5ヶ月×42円=113,043円
これまで約11万円相当の売電を損してしまっていることになっていました。
東芝に連絡
I様は15年の延長保証に入られていたので、東芝にて機器の保証対応してくれることになりました。
まだ手続き中ですので、取替え費用などが発生するかはわかりませんが、機器自体は無償になる予定です。
また、販売店が廃業しているとのことで手続きには少し時間がかかるようです。
それでも原因自体がはっきりしたのでI様も安心されていました。
I様、この度は太陽光発電の点検のご依頼いただき誠にありがとうございました。
訪問販売、激安店に要注意。そのお店、信頼できますか?
I様はEテックスで施工させていただいたお客様ではございませんが、Eテックスで開催したイベントでご縁がありご相談いただきました。
当時は「発電量が下がってる気がするんですが、そんなことってあるんですか?」といったことをご相談いただきました。
色々お話しさせていただいたのですが、一度、設置していただいた販売店にご相談いただくことに。
それから、しばらくしてEテックスに点検のご相談がありました。
「販売店さんは対応していただけましたか?」
とお聞きすると。
結果的には販売店は、
最初は、「また改めてご連絡します。」
そこから延び延びにされて・・・
結局連絡がつかないような状態になったそうです。
無責任な売りっぱなしです。
本当に残念です。
販売店さんは点検に来てくれないので、I様からEテックスに点検の依頼をいただくことになりました。
太陽光発電はメンテナンスフリーと言われた時代もありました。
パネル自体のお手入れは基本的には必要ないのでメンテナンスフリーといえば、そうなりますが・・・メンテナンスというか「定期点検」は必要です。
特に機械的な部分が不慮の事故や故障もあるので定期的な点検が必要です。
なにかあってから点検するのが一般的ですが、なにもないことを確認することも大切です。
そういったアフターフォロー、アフターメンテナンスを親身に行ってくれる会社を選ぶことが家の工事をする時には必要です。
大切なお家。
自分と同じように大事に考えてくれるような会社、職人、担当者が必要です。
私達は、それぞれ自分の暮らしがあり、お客様と同じように京都、城陽市で生活しています。
同じ立場で、家のことを考え、プロの目線でより良い工事をお届けできるよう努めています。
売りっぱなしの会社や無茶な施工もありイメージダウンも大きいですが・・・
太陽光発電は本当に素晴らしいものです。
わが家は太陽光発電で昼間の電気は全てまかなえています。
売電も含めると、年間で払ってる電気代は0円です。
光熱費だけでなく、本来ならはるか福井の方で発電した電気を使うはずが、自分の家に設置している24枚のパネルで電気を使えてるという事実。
改めて考えると凄いなあと思います。
太陽光発電についてはもっともっと色々な方に知っていただけたらと思います。
太陽光発電システム、その他にもお家のお困り事などございましたらお気軽にご相談ください。
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太陽光発電・蓄電池・オール電化「売りっぱなし撲滅!」を胸に創業21年施工実績5,000件以上のお客さま満足度NO.1の会社です。
資格を持ったスタッフによる現場調査、施工、アフターも全て自社施工で喜んでいただいています。
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