ガス給湯器の故障でエコキュートに Y様邸

ご覧いただき誠にありがとうございます。

城陽市のY様邸にてガス給湯器からエコキュートへの取替え工事をさせていただきました。

エコキュートの設置工事

きっかけはガス給湯器の故障でした。

お台所のリモコンがつなかなくなったことや給湯器も17年お使いということから給湯器の交換をご検討。

その中で、電気の給湯器(エコキュート)も候補に挙がり、ホームページを見ていただきお電話にて、お問合せをいただきました。

さっそく翌日にお伺いさせていただきました。

設置可能かなど工事についての現場調査と、ガス給湯器からの入替えということでエコキュートについてのご説明をさせていただきました。

パナソニックのエコナビ搭載のフルオートタイプ「HE-NS37HQS」をお選びいただき、本日工事をさせていただきました。

ガス給湯器からエコキュートへ

ガス給湯器からエコキュートにする場合は、ホームページに掲載させていただいています標準工事とは別に電気配線工事や基礎工事などが必要になります。

エコキュートのよくいただくご質問」というページにも書いていますのでぜひご参考ください。

お客様からいただいたご感想

工事後にお客様よりご感想をいただきました。

エコキュートの設置工事

工事を始める前に安全確保とご挨拶

工事車両をなるべくご近所さんのご迷惑にならないように駐車させていただき、安全のために車両周辺にはカラーコーンを設置します。

ご近所さんへのご挨拶と、工事内容を改めてご説明させていただいた後に工事開始させていただきます。

ガス給湯器の取り外し

まずは既存のガス給湯器を取り外させていただきます。

こちらはリンナイの「RUF-V2400SAW-1」。

約17年前の機種になります。

10年前後で故障するのが一般的な中、何度か修理もされたそうですが17年頑張りました。

長い間、大変お疲れさまです。

ガス給湯器の故障リンナイ

配管や配線をガス給湯器から取りはずして、撤去完了です。

ガス給湯器を撤去・取外し

この配管から、エコキュートまで延長して配管をつなぎこみます。

そのために、まずはエコキュートの据付け工事を行います。

こちらのガス給湯器は家の裏です。

家の横はエコキュートを運ぶスペースはありませんでしたので、家の中を通って、家の裏まで運びました。

エコキュートの運搬・据付工事

スペースの都合上、梱包のままでは運べないので、表で梱包を取外します。

運搬のために通路には養生を行います。

引っ越し屋さんがされるように、柱や扉にカバーをつけて、床には毛布や専用の養生シートで守ります。

エコキュートを運搬

先に、運び出す部分にも養生をしています。

エコキュート傷つき防止のために養生

無事に運搬ができましたので、水準器を使用して水平を微調整して据付工事を行います。

エコキュートを傷つけないように運搬

固定を行う土間に厚みがしっかりとありましたのでアンカーボルトにて土間に固定させていただきました。

Eテックスではアンカーボルトはステンレスのものを使用し、長期の間、安心してお使いいただけるようにしています。

エコキュートをステンレスのアンカーボルトにて固定

パナソニックのエコキュトはこのアンカーボルトを固定するところが4本足になっていて耐震性が強化されているのが他のメーカーさんと違う部分です。

安全性はもちろん、災害時には非常用の貯水タンクの代わりになるエコキュートは足元が非常に大事です。

パナソニックのエコキュートは4本足設計で耐震性を向上している

エコキュートの配管工事

据付け工事ができましたので、次は先ほどのガス給湯器の配管をエコキュートにつなぎかえる工事になります。

配管距離や現場状況によりますが、今回はポリブテン管を使用してエコキュートまで導きました。

ポリブテン管は柔らかさがあるので、硬い鉄の管と比べて地震などの衝撃に強いものとなっています。

注意点として紫外線に当たると劣化してしまうので、保温材や遮光テープにて適切な保護を行う必要があります。

写真のように今回はグレーのテープにて配管、保温材を保護しています。

ガス給湯器からエコキュートへ配管のつなぎ替え

接続部に水漏れがないことを確認した後に、保温材にて根元まで保温材で保護しています。

配管が壁から出ている部分も隙間から水が入らないようにコーキングで防水処理をしています。

ガス給湯器からエコキュートへの配管工事

ガス給湯器を取り外した後のネジ穴や、サドル止めをした部分もコーキングで防水処理をしています。

ガス給湯器を取外し後のネジ穴をコーキングで防水処理

ガスの配管は閉栓状態にしていますが、万が一、開いてしまった場合もガス漏れがないように専用のプラグにて栓をしています。

ガスを閉栓

エコキュート側も接続部の根元までしっかりと保温材を巻いて保護しています。

脚部カバーの中もしっかりと保温材を巻き付け

これでガス給湯器につながっていた「給水」、「給湯」、「追い炊き」、「リモコン配線」をつなぎ替えの完了です。

ヒートポンプの設置工事

エコキュートにはヒートポンプと呼ばれる機械も設置します。

今回は裏のスペースのタンクと反対側に設置させていただきました。

タンクとヒートポンプは2本の配管と電気配線でつながっています。

この2本の配管は、

  • 「タンクから送られてくる水の配管」
  • 「送られてきた水をヒートポンプで温めてタンクに戻す配管」

の2つです。

このヒートポンプが優れもので、空気中の熱を圧縮して、少ないエネルギーで大きな熱を生み出すことができるのです。

エコキュート ヒートポンプ仕組み

このヒートポンプがあるからこそ月々の電気代が1,500円前後になるという訳なんですね。

エコキュート ランニニグコスト比較 光熱費

大きさはエアコンの室外機より少し大きいですが、音は大変静かです。

エアコンと同じように運転している時は、本体の下から水がポタポタと流れます。

ちょうど雨水のマスがありましたので、こちらに流れるようにしています。

パナソニックエコキュートのヒートポンプ

エコキュートの電気配線工事

ガス給湯器からエコキュートにする場合に必要になってくるのが電気配線工事です。

エコキュートは200Vの20Aという電気で動きます。

これは、ガス給湯器の横にある屋外用コンセントからではなく専用の配線工事をする必要があります。

エコキュートの電気配線工事のイメージ

ほとんどのご家庭には200Vの電気はきていますので、工事的には分電盤に専用ブレーカを取付けてエコキュートまで新たに電線を配線する工事になります。

こちらの分電盤から配線を行います。

エコキュートの専用配線工事

分電盤が洗面所にありましたので、お風呂場の点検口を利用して配線工事をさせていただきました。

エコキュートの配線工事

点検口からは1階と2階の間の空間が見えましたので、この天井裏に配線をしました。

ここから床下に配線を導いて、床下を配線することで、表に配線が出ない「隠蔽配線」で工事をさせていただきました。

Eテックスでは可能な限り配線が表に出ない隠蔽配線にこだわって配線を工事を行っています。

エコキュートの配線を隠蔽配線

エコキュート用のブレーカを取付ける空きスペースがありませんでしたので、エンクロブレーカといわれるケースに入った増設用のブレーカを取付けさせていただきました。

エコキュートの専用のブレーカを取付け

リモコンの取替え工事

続いてはリモコンの取替え工事です。

リモコンの配線はそのまま流用できますので、本体を取り替える工事になります。

まずはお台所リモコン。

こちらは故障して全くつかない状態になっていました。

ガス給湯器のリモコン故障中

こちらが取替えた後のエコキュートのリモコンです。

写真が少し暗くなっていてわかりずらいですが、白いリモコンで、液晶も白いバックライトに黒字で大変見やすいものになっています。

パナソニックエコキュートの台所リモコン

つづいてはお風呂にリモコンです。こちらがもともとのガス給湯器のリモコン。

ガス給湯器のリモコン

こちらも配線をつなぎかえて新しいリモコンに取替えです。

取付ける際には周辺に防水のためにコーキング処理を行います。

キレイなラインが出るようにマスキングテープを使用するのと、お手入れが楽になるように防カビ剤入りのコーキングを使用しているのがEテックスのこだわりです。

エコキュートのお風呂リモコンをコーキングするためにマスキングテープ

こちらのリモコンもお台所のリモコンと共通の画面になっていますので、画面も見やすく、操作に慣れていただくのにわかりやすいものになっています。

パナソニックエコキュートの風呂リモコン

エコキュートの試運転

設置工事、配管工事、電気工事ができましたので、正常に動作できるように試運転を行います。

試運転はお湯を正常に作れるかの確認と、お風呂のお湯を試験張りします。

試験張りの際は、お風呂に仮にお水で貯める動作を行い、水位や水圧などをエコキュートに確認させます。

追い炊きアダプター

試運転が無事に完了すれば工事完了となります。

エコキュートの取扱い説明

試運転後には、エコキュートの取扱い方法をご説明させていただきます。

ガス給湯器についている、お湯張り、追い炊き、保温、などの機能はほとんどついています。

主な違う部分は、タンクの中にお湯を貯めていますので残湯量という目盛りがあったりします。

昔の電気温水器のイメージが強いのか、「お湯がなくなったら深夜までお湯が使えないんでしょ?」という方もおられますが・・・

今のエコキュートはそんなことはありません。

深夜でなくてもいつでも沸かすことができます。

さらに、万が一、残湯量が少なくなると自動的にお湯を作る始めますので、お湯切れする心配は基本的にはないんです。

そういった、機械の動作に関してや操作方法をリモコンを見ながらご説明させていただいています。

目盛りはありますが、ほとんど残湯量を気にすることなく毎日使っていただけます。

エコナビ搭載で無駄な保温を失くします

パナソニックのエコキュートにはエコナビという機能が搭載されています。

リモコンが学習してムダな保温をしないようにしてくれます。

さらに、人感センサーがついていることで入室を検知をしてお風呂につかる前に温めまるようになっています。

パナソニックエコキュートはエコナビ搭載

こんなエコナビや、自動配管洗浄といった清潔機能が標準装備されているのもパナソニックエコキュートをおすすめさせていただいている理由です。

エコキュートは非常用の貯水タンク

リモコン以外にも工事の仕上がりを確認していただいています。

ブレーカの位置や、外回りのエコキュート、ヒートポンプ、配管の仕上がりを見ていただいています。

その時に一緒に見て頂いているのが「エコキュートの非常用取水栓」です。

エコキュートはタンクにお湯を貯める構造上から、緊急時には非常用の貯水タンクの代わりにもなります。

今回は370Lのタンクですので、20Lのポリタンク約18個分。

エコキュート 非常用取水栓

こちらの非常用取水栓が使いやすいようにEテックスではホースを脚部カバーに取付けさせていただいています。

エコキュートは非常用の貯水タンクで脚部カバーにホースを取付け

これでいざという時も安心ですね。

エコキュートの設置工事の完了

ご使用方法のご説明も含めて、9時~13時半にて工事完了させていただきました。

エコキュートの設置工事

Y様が家の中を運搬するルートを事前にご準備していただり、駐車スペースに気遣っていただいたりと、大変スムーズに工事を進めることができました。

Y様、ありがとうございます!(^^)!

ガス給湯器からの入替えで光熱費全体がどれぐらい下がるか、そちらも楽しみにご確認いただければと思います。

10年延長保証にも入っていただきましたので、Eテックスのアフターフォローと含めて、安心してご使用下さい。

Y様、この度は工事のご依頼いただき誠にありがとうございました。

今後ともお困り事の際はお気軽にご相談ください!(^^)!

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