京都府再エネコンシェルジュ主催「太陽光発電の保守・点検セミナー」に参加

Eテックス 武智

ごらんいただき誠にありがとうございます。 Eテックスの武智です

本日は「京都府再エネコンシェルジュ」主催の「太陽光発電の長期安定電源化に向けた保守点検実施セミナー」に参加してきました。

まずは、「京都府再エネコンシェルジュ」って何でしょう?

簡単にいうとワインのソムリエみたいに、再生可能エネルギー(太陽光発電など自然エネルギー)についてわかりやすく説明や提案をする人のことです。

実は、Eテックスも京都で活動する太陽光発電の専門店ということで認証をいただいています。

京都府再エネコンシェルジュ

「京都府再エネコンシェルジュ」は、これからのエネルギー問題を京都府として解決していくために立ち上げられました。

その一環として、太陽光発電はエネルギー問題の解決に欠かせない存在です。

太陽光発電を増やしていくのはもちろんのこと、今ある太陽光発電を適切にメンテナンス・点検を行い長期間使っていけるように今回のセミナーが開催されました。

京都府庁の屋上太陽光発電システム

車は事故を起こさないために定期的に点検や車検を行いますよね。

太陽光も同じように、点検・メンテナンスで事故やトラブルを未然に防ぐのが第一です。

事故が起こってはいけないのです。

そして、不具合箇所を早期に発見するのがとても大切になってきます。

Eテックスでも太陽光発電のプロとして、専門の点検機器を使用してお客様の太陽光発電を点検させていただいています。

最新の点検事例や方法を学ぶために今回セミナーに参加させていただきました。

場所は京都府庁。

京都府庁

全国でメンテナンス展開をされてるエネテクさんの協力のもと、屋上に設置された太陽光発電システムで実際にメンテナンス・保守点検を行いました。

屋上で点検のセミナー

セミナーでも言われていましたが、点検を行うと不具合のある太陽光パネルってのはやっぱりあるそうです。

製造上のものもありますし、施工や設計が原因のものもあります。

ですので、かつてはメンテナンスフリーと言われた太陽光発電も適切な点検が必要というのが今の常識となっています。

今回は下記のような「太陽光パネルがちゃんと発電できてるか?」という点検内容でした。

  • IVカーブ測定
  • 断線チェック
  • ラインチェッカー
  • IRカメラ検査
  • ELカメラ検査
  • ドローンによるIRカメラ検査(中止)

これらの点検と「パネルの洗浄」を行いました。

IVカーブ測定で発電能力をチェック

IVカーブ測定という専用の機器で太陽光パネルの発電能力をチェックしました。

IVで発電能力のチェック

発電してる量がグラフで出るようになっています。

不具合や、影などがあるとグラフに歪みが出るので発電に異常があることを発見できます。

ちょっと見にくいですが、片方のグラフが下がっている状態です。

IVカーブ測定

わかりずらいと思いますが、下のようなグラフのイメージになります。(自社でIV測定の点検をした画像です)

IVカーブ測定  太陽光発電

正常なグラフのイメージ

太陽光発電メンテナンス IVカーブ

異常の可能性があるグラフのイメージ

この点検はEテックスでも行っているもので、実際の点検風景はこのような感じです。

断線チェックで太陽光パネルに不具合がないか確認

ソラメンテZという機器で太陽光パネルに断線がないかをチェックしました。

断線チェック

発電はしていても、太陽光パネルの一部だけ発電できていない場合もあります。

この点検では、発電できてない(断線していないか)部分をチェックすることができます。

Eテックスでは、ソコデスという同じような機器で点検しています。

配線が断線していなくてもパネルの一部が断線していることもあります。

下の画像のように一枚のパネルの中でも3つに分かれています。

3つのうち、一部が発電しないという不具合も稀にあるんですね。

この状態でもリモコにエラーなどは出ないので、定期的な点検をしないと発見するのが難しいという訳です。

太陽光パネルの不具合

この検査では、パネルの内部の断線、配線の断線がないかをチェックすることができます。

万が一、内部で断線していた場合は、メーカー保証の対象で交換できる場合がありますので、保証切れになる前には一度点検を行うのが望ましいです。

ラインチェッカーで発電してるか確認

ラインチェッカーという器具を使って発電してるか確認しました。

太陽光発電は音は何もしないので、肉眼でパネルを見ただけでは発電しているかわかりません。

この点検を行うことで、発電してると「ピピー」という音で発電しているか確認できます。

何かの不具合で配線が切れてしまい、発電していないパネルがあると音が鳴らないという訳です。

ラインチェッカー

この点検は、不具合箇所の確認するのに使われます。

IRカメラで高温以上がないか確認

続いてはIRカメラにて点検。

IRカメラは、サーモカメラのことです。

温度の見えるカメラで撮影することで、人間の目ではわからない高温になっている部分を発見できます。

IRカメラでの点検

高温になっている部分は、異常がある部分です。

なんらかの原因で発電できない部分が赤く光ります。

サーモカメラで高温部を発見
IRカメラで点検

Eテックスでも全く同じカメラを使って点検させていただいています。

ELカメラにてセルの状態を確認

こちらのELカメラではセルの発電状態を確認できます。

人間でいうレントゲンみたいなものです。

太陽光発電の発電能力チェック

太陽光パネルに特殊な電気を流して、専用のカメラで撮影するとパネルが発光して見えます。

ELカメラでの検査
ELカメラの画像

違う点検の研修時の画像ですが、セルが割れていたりすると下の画像にように見えます。

これも人間の目で見てもわからないパネル内部の状態がわかる専門の機器ならではの点検です。

セルが割れた状態

この専用の点検機器はなんと3000万~3500万もします。

おそろしい金額ですね。

通常の点検ではなかなかお目にかかれない専門中の専門の点検です。

不具合部分をメーカーに立証するのが難しい場合に用いられるそうです。

ドローンで空撮で点検

今回、ドローンを使った点検が一番の目玉でしたが・・・

ドローンでの点検

GPSの不具合で飛び立てず・・・

テスト飛行はできたそうですが、セミナー時にはなぜか飛ぶことができませんでした。

大規模な発電所に向けて、ドローンで空撮して、AIを使って画像解析して不具合を発見していく技術が進んでいます。

ドローン&AIといったまさにに時代を感じさせる点検方法です。

Eテックスでもドローン点検を開始予定

実は、Eテックスでもドローンを使っての点検を始める準備をしています。

すでに、ドローン、運転技術、航空許可などは準備できていますので、後はどういった形で展開していくか検討中です。

Eテックスのお客様の太陽光発電システムを安心して長くお使いいただけるよう、点検方法もグレードアップしていきますので今後もご期待ください。

太陽光パネルの洗浄

太陽光パネルのメンテナンスということで、パネル洗浄のデモンストレーションもありました。

基本的には雨でだいたいの汚れは落ちるのですが、地域によっては定期的な洗浄を行った方がいい発電所もあります。

工業地帯や植物の種子などがこびりつく森林地帯など、砂埃が激しい場所も必要になるでしょう。

洗浄なんで、特殊な洗剤を使いそうですが、実はそうではありません。

純粋という、水を使います。

こちらが純粋のフィルター。

洗浄する水は純粋

太陽光パネルは20年以上使っていくもの。

いかに洗浄後に不純物を残さないかが重要です。

水道水などで車を洗うと白く水アカが残ったりします。

あれと同じようなことをならないようにする必要があります。

特に何年も繰り返し水道水で洗ったりするとパネル表面が白くにごって、とれなくなるので注意が必要です。

洗剤も同じですね。パネルに悪影響を及ぼさないようにすることが重要です。

そのため、何も含まれない純粋にて、手作業で洗うのが一番確実で、パネルを安全に保つ秘訣だそうです。

まずは洗浄前。

約10年稼働してるそうです。

パネルは全体的にぽつぽつ汚れて、下の方に薄くコケもたまっています。

洗浄前のパネル

やわらかいモップにて洗浄。

太陽光パネルの清掃

純水をかけながら、一枚一枚モップで洗います。

モップで洗浄

洗浄後です。

コケや汚れもなくなりキレイになりました。

太陽光パネルの洗浄

気になる洗浄効果ですが、実例で発電量が13%ほどアップしたそうです。

汚れの状況によっては30%近くアップした発電所もあるようです。

実際は、洗浄費用のコストと頻度、洗浄効果がどれぐらいもつかは発電所によって異なるので、洗浄はまだまだ実験段階の分野になります。

住宅用では安全面とコストの部分が非常に難しいので、雨水での自然洗浄で発電していくのが一般的になっています。

太陽光発電の保守点検セミナー開催ありがとうございました。

これまでの点検方法のおさらいや、新情報や新しい機器など、 太陽光の保守点検セミナーは大変勉強になりました。

長期間使える「太陽光パネル」だからこそ、定期的な点検でメンテナンスの必要箇所を探していくことが重要だと感じました。

京都府の「エネルギー政策課」の皆様、セミナーの開催していただき誠にありがとうございました。

メンテナンスフリーに近いですが、点検は必要です

車も壊れてなくても点検しますよね?

同じように太陽光も順調に稼働していても、数年置きに定期的な点検が必要です。

特に住宅用に関しては保証が切れる前の点検は必ず受けていただきたいです。

産業用に関しては、不具合で止まってしまうと大きな損害になります。

規模が大きいだけに復旧にも時間がかかるので、こちらは年に1回以上は点検が必要です。

太陽光発電システムはメンテナンスフリーに近いですが、定期点検を行って安全に長く使っていただければと思います。

太陽光パネルはエネルギーを生み出す大切な資産。

さらに10年~20年と長く使っていくためにも点検が必要です。

太陽光は無限のエネルギー

太陽光・蓄電池についてはお気軽にご相談ください

まだまだ太陽光発電についても詳しく知られていない方もたくさんおられます。

実際に設置させていただいたお客様も、説明を聞いて「なるほど~勘違いしてたわ~」ということもよくあります。

特に売電に関しては「売電終了」のニュースが勘違いされていることが多いです。

(売電価格が変わるだけで売電できます)

そして太陽光の可能性を広げる蓄電池。

こちらも、まだまだ認知度が低いので正しい情報が行き届ていません。

Eテックスでも様々な形で情報発信をしています。

太陽光や蓄電池を検討中のお客様で気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

蓄電池の正しい知識を身につけてトラブルを回避

HPには掲載しきれないこともたくさんありますので、Eテックスでは蓄電池の情報をまとめた小冊子を無料でお届けしています。

特にトラブルが多い訪問販売で契約する前にこちらの小冊子で正しい知識と最新情報を身につけてください。

これからご検討する方はぜひご参考ください。

申込みは問い合わせフォームやお電話でお待ちしています。

蓄電池 情報紙 小冊子

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当社は城陽市を中心に地域密着‼

太陽光発電・蓄電池・オール電化「売りっぱなし撲滅!」を胸に創業21年施工実績5,000件以上のお客さま満足度NO.1の会社です。

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