三洋(SANYO)太陽光発電に長州産業の蓄電池を後付け
ごらんいただき誠にありがとうございます。
Eテックスの武智です。
宇治市のM様邸で長州産業の蓄電池システムを設置させていただきました。
M様邸には三洋製の太陽光発電システムが設置されていました。
ですが、太陽光パネルから接続箱の配線を保護する配管に水が侵入。
そのまま接続箱の内部へと水が入り故障していました。
メーカーさんに一度見ていただいたそうですが、修理もできないため、しばらく前から太陽光は止めたままの状態でした。
そんな中、Eテックスにご相談いただき、太陽光の修理も兼ねて、蓄電池システムを導入いただくことになりました。
導入いただいたのは長州産業の屋内用6.5kWh蓄電池システム。
長州産業の蓄電池システムは、太陽光システムが他のメーカーでも接続OK。
太陽光パネルはそのままで蓄電池システムへとバージョンアップできます。
M様邸は太陽光の固定価格買取制度も終了されていました。
今回蓄電池を導入いただくことで、「太陽光発電の修理」・「太陽光の電気の有効活用」・「停電対策」と一石二鳥ならぬ、一石三鳥となりました。
工事は一日で完了。
これで本日より改めて太陽光発電を再開していただき、さらに災害に強い家になりました。
M様、蓄電池システムの工事のご依頼いただき誠にありがとうございました。
工事の詳しい内容は続きをご覧ください。
水が侵入して故障した接続箱の撤去
まずは、故障が発生した接続箱。
ちなみに、接続箱は太陽光パネル~接続箱~パワコンへと配線を導く中継点のような役割です。
今は接続箱と屋外パワーコンディショナーが一体になったものが多いですが、屋内にパワーコンディショナーがある家には、屋外に節箱がついてるのが一般的です。
この大事な役割の接続箱に水が侵入してしまいました。
接続箱の中には配線や、基盤などが入っています。
電気製品ですので水に濡れると故障してしまいます。
蓄電池システムにバージョンアップするにあたり、この接続箱の代わりに、パワーコンディショナーを設置させていただきます。
まずは、太陽光のケーブルを取り外し、接続箱を撤去させていただきました。
ハイブリッドパワーコンディショナーの取付
こちらに設置するパワーコンディショナーは太陽光と蓄電池の両方の電気を一台でコントロールできるハイブリッドタイプのものを設置させていただきます。
まずは、家の中と接続するための電気配線工事。
見た目がきれいに仕上がるように本体を設置する場所から配線を出します。
2つありますが、右がメインのパワコンで左は蓄電池の電気をつなぎこむDC/DCコンバーターというものです。
ハイブリッドパワーコンディショナーはこの2つがセットになっています。
しっかりと土台を固定してネジを打った場所、周囲はコーキングで防水処理をしています。
見えない部分からなのか・・・意外とコーキングしていない設置も見かけます。(他社さんの設置工事)
細かい部分ですが、見えない部分でも工事説明書にそって適切に工事を行っています。
配線、防水処理をして、本体を固定します。
高所での重量物ですので慎重に設置。
太陽光や家の中との配線をつなぎこんでいきます。
これでハイブリッドパワコンの取付け完了。
右が5.5KWパワコン「PCS55RH2A」。
左がDC/DCコンバーター「DCS-22RH2A」です。
水抜き穴を設けて、水の侵入対策
今回、故障の原因になった配線の保護管からの水の侵入。
同じような故障が発生しないよう保護管には水抜き穴を設けさせていただきました。
水抜き穴を開けた場所には専用の補強カバーを取付け。
万が一水が入ってしまっても、ここから水が抜けるようになっています。
これで、再び安心して太陽光を使っていただくことができます。
屋内用6.5kWh蓄電池の設置工事
続いて、蓄電池の設置工事。
6.5kWhの屋内用です。
長州産業は業界最薄、最軽量の超コンパクトな蓄電池が特徴です。
同じ6.5kWhのシャープ製と比べるとコンパクト差がよくわかります。
設置場所はこちらの階段下収納。
蓄電池は地震などで倒れないように壁に固定します。
こちらの階段下の壁は石膏ボードのため、そのままでは強度が足りません。
しっかりと固定するため、補強用の木材を使って壁に固定させていただきました。
蓄電池につなぐ配線は本体の右側になります。
先ほど外につけたパワーコンディショナーから、蓄電池本体まで配線をつなぐ必要があります。
配線をキレイに仕上げるために天井裏~壁の中~床下を使ってすべて隠します。
天井裏を覗ける点検口から配線工事
床下へ配線をもってきて・・・
床下にもぐって、蓄電池の設置している下から配線を上げます。
これで、配線は表に出ずに、キレイに蓄電池まで持ってくることができました。
配線工事は技術力によって仕上がりに差が出る部分。
Eテックスでは可能な限り見栄えを損なわないよう配線方法に力を入れて工事を行っています。
配線をつなぎこんで、防火処理をして蓄電池の設置完了です。
奥行はわずか12cmですので、収納スペースをあっぱくすることなくスッキリ収まります。
M様のお子さんも「思ってたより、めっちゃ小さいねんな?!」と驚いていました。
蓄電池システムのための電気工事
分電盤やブレーカーなど屋内の電気工事も行います。
工事前の状態です。
左側にあるパワーコンディショナーは三洋の「SSI-TL40A2」。
パワーコンディショナーは蓄電池システムでは屋外用のものを設置したので必要ないので取り外させていただきます。
代わりに、こちらには「特定負荷分電盤」というものを取付けさせていただきました。
特定負荷分電盤は、もし停電が起こった際に、自動的に蓄電池から電気を供給するためにあります。
長州産業の蓄電池は「特定負荷」というタイプです。
停電した場合は家全体の電気が使える訳ではなく、あらかじめ配線した回路に電気を送るシステムになっています。
中には自動切替のスイッチや、特定負荷につないだ配線のブレーカーがはいっています。
太陽光のブレーカーも交換。
もともとのものは30A。
長州蓄電池システムは40Aのため新しいものに取替。配線もブレーカー容量にあったものに配線しなおしました。
横には蓄電池システムの状態を計測するセンサーを取付け。
ここからモニターへ無線で電波を飛ばします。
最終は停電を15分ほど行わせていただき配線を接続。
締め付け確認を行い、配線ミスがないよう2重でチェックを行っています。
ブレーカー回りもこれでスッキリ。
他と同様に配線は全て天井や壁に隠れてキレイに仕上がりました。
太陽光発電の点検
蓄電池システムの運転前に、太陽光パネルの点検をさせていただきました。
この点検機械はソコデスという機械で、太陽光パネルやケーブルに断線や異常がないかチェックできます。
結果は正常。これで問題なく発電を再開できます。
蓄電池システムの運転開始
蓄電池システムの運転開始します。
太陽光の発電状況や、家の消費電力はモニターにリアルタイムで表示されます。
停電テスト 蓄電池から電気を供給
実際に停電が起こったことを想定して、強制的に停電状態にします。
画像です違いはわからないのですが、この電気は蓄電池から供給された電気で点いています。
下記の動画はシャープの工事の事例ですが、実際の電気の切り替わるイメージは長州の蓄電池も同じです。
何も操作しなくても自動で蓄電池の切り替わるので急な停電でも安心です。
M様 蓄電池の工事ご依頼いただき誠にありがとうございました
これで、三洋製の太陽光発電システムを長州産業の蓄電池システムへバージョンアップする工事の完了です。
工事は一日で完了。
これで停電でも安心のお住まいになりました。
停電してもWi-Fiが使えて安心
ちょうど工事のために停電してる時に、娘さんが帰宅。
「え~停電してるってことはWi-Fi使えへんの~」
「Wi-Fi使えへんの、ほんま不便やな~YouTube見られへん」
という場面がありました。
そうなんです。停電するとWi-Fiは使えなくなるんです。
停電して困るものとしてWi-Fi、インターネットの存在って大きいですよね?
4G回線を使用して通信もできますが、テレビの代わりにYouTubeを見る方も多いのでWi-Fi環境はとても大事です。
蓄電池を設置したので、停電してもWi-Fiが使えて安心ですね。
太陽光も無事に運転再開。
売電価格が下がった分も、蓄電池に貯めて自家消費できるようになったので電気代もお得に。
最後はみなさんと記念撮影。
M様、ご家族様、蓄電池工事のご依頼いただき誠にありがとうございました。
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