太陽光発電・蓄電池設置工事 シャープ4.76KW I様邸

ご覧いただき誠にありがとうございます。

京都府亀岡市I様邸にてシャープの太陽光発電システム・蓄電池の工事をさせていただきました。

太陽光は4.76KW、蓄電池は4.2KWhの容量になります。

シャープ太陽光発電設置完了後 シャープ太陽光発電 設置完了後 シャープハイブリッドパワーコンディショナーと蓄電池 シャープ 蓄電池 シャープ蓄電池対応発電モニター

太陽光発電・蓄電池のシステム内容

お客様 京都府亀岡市I様
施工年月日 平成28年12月
施工内容 太陽光発電・蓄電池の設置
設置面 南東・ 南西の2面
製品 ●太陽光パネル 4.76KW

(シャープ ブラックソーラー NQ-220AE×10枚 NQ-155AE×10枚 NQ-101LE×5枚 NQ-101RE×5枚  合計30枚 )

●ハイブリッドパワーコンディショナー1台

(シャープ JH-55GM3P)

●蓄電池 4.2KWh

(シャープ JH-WB1621)

●モニター

(シャープ JH-RWL6W)

その他 28年度の31円の売電単価で余剰買取で申請

屋根材 カラーベスト

屋根と外壁塗装も同時にご依頼いただきました

I様邸のお屋根はスレートと呼ばれる屋根材でしたが、太陽光パネルを設置するに辺り、屋根・外壁の塗装工事も一緒にご依頼いただきました。

外壁塗装前

工事前

外壁塗装 完了後

工事後

屋根は塗装前はこのような感じでした。

屋根の塗装前

この状態から、洗浄や塗装を行ってから、太陽光の設置工事をさせていただきました。

新築のようにツルツルの屋根になりました。

工事する私達にとってはツルっと滑りそうで少し怖いですが・・・

屋根材が劣化していると、設置前に塗装などが必要になるので、屋根材が劣化する前の早い段階での太陽光パネルの設置がオススメです。

太陽光発電 設置工事前 

太陽光パネル用の架台の設置工事

まずは、太陽光パネルを取付けるための架台を設置します。

シャープは横桟方式という架台全体でパネルを固定する方式です。

横桟の設置のためのアンカー金具というのを取付けます。

まずは図面を確認しながらアンカー金具の取付け位置を決めます。

太陽光発電システム 設置工事 図面確認

スレート用のアンカー金具の取付け

裏面にはブチルゴムという防水材がくっついています。

これで上から横から下からの水の侵入を防ぎます。

スレート用 アンカー金具

専用ビスで4ヶ所固定します。

穴あけを行う前に、金具の取付け位置に間違いがないか、最終確認します。

金具の位置を間違うと取り返しがつかないので、ここは複数の目でダブルチェックを行います。

金具の設置前に図面の確認

ビスを打つ前に、まずは下穴をあけて、切粉を吸いこみます。

シャープ 切粉を吸う シャープ スレートに下穴を開ける

下穴の中にブチルゴムという防水材を埋め込みます。

シャープ 防水用のブチルゴムの挿入

このブチルゴムがビスを打ち込む時に絡まり合い、ビスと下穴のすき間も防水します。

ブチルゴム付きのビスで固定

ビスの頭もパッキン付きのもので何重にも防水がされています。

シャープ スレート金具をビス止め

これでアンカー金具の取付け完了です。

シャープ スレート金具の取付後

横から見たところ。屋根材をまたぐように設置します。

太陽光用おスレート金具を横から見たところ

これで下のイメージ図のように防水処理と屋根への固定ができました。

シャープ 太陽光発電の防水のイメージ

シャープ 太陽光発電の防水のイメージ

同じ作業を金具の数だけ繰り返して、アンカー金具の取付けていきます。

固定したアンカー金具に、横桟を取付けて架台の完成です。

南東と南西の2面設置です。

シャープ スレート金具の設置 

太陽光パネルの取付け

架台の設置の次は太陽光パネルの取付けです。

Eテックスでは、安全に太陽光パネルを屋根の上運ぶために「電動昇降機」を使用しています。

昇降機にて太陽光パネルを運ぶ

これで一枚、一枚、丁寧に取り扱いながら太陽光パネルを設置していきます。

昇降機にて太陽光パネルを屋根に

屋根に上げたパネルは架台にはめ込んで固定していきます。

太陽光パネルのケーブルの固定

ケーブルは屋根材につかないように固定しています。

固定は通常のタイバンドではなく、ガルバロックという耐候性のある太陽光推奨部材を使用しています。

15年~20年とお使いいただく太陽光パネルです。

太陽光の製品はメーカーさんが保証に耐えうるものを作られておりますので、私達の工事で使う部材も長期の使用に耐えれるものを使っています。

太陽光専用結束バンド ガルバロック

ガルバロックの詳しい内容はこちらから(ヘラマンタイトンのHP)

シャープの太陽光パネルの特徴としまして、一段ずつ横桟で横一列が一体となって固定されています。

他のメーカーさんではパネルの4ヶ所に金具で固定しているのに対してシャープは独自の固定方法になります。

太陽光パネルを施工中

三角形のパネルも含めて、合計26枚のパネルを設置して太陽光パネルの取付完了です。

シャープ太陽光発電設置完了後 シャープ太陽光発電 設置完了後

太陽光パネルの配線工事

太陽光パネルからはケーブルが2本出ています。

これを順番につないでいって、パワーコンディショナーへと導いていきます。

合計30枚のパネルを3つのグループに分けて、配線します。

配線は2重管という専用の配管で保護しています。

こちらも長期の使用に耐えれるものを使用しています。

太陽光発電の施工保護管は2重管パネルとパネルの間は2重管にて施工

通常は「黒」「グレー」「アイボリー」の3色から屋根材にあったものを選ぶのですが、今回は屋根塗装の職人さんがキレイに塗ってくれました。

シャープの太陽光発電設置後

3系統を一つの配管に入れて屋根の下におろしていきます。

太陽光パネルからパワコンへ配線

雨樋をまたいで、樋にそわせて外壁に導きます。

ここも塗装の職人さんがキレイに塗り分けてくれました。

太陽光の2重管にて配線を樋沿いに降ろす

ここからダクトに入れて配線していきます。

太陽光の配線は2重管にて施工

外壁の端をおろして、パワーコンディショナーへ導きます。

ここも1階部分と2階部分の色の塗分けをしていただきました。

太陽光の配線をダクトで屋根からおろす

パワーコンデショナーは太陽光の電気と蓄電池の電気の両方とも変換できるハイブリッド型のパワーコンデショナーです。

シャープ ハイブリッドパワーコンディショナー

シャープの5.5KWパワコンで「JH-55GM3P」です。

最大5.5KWの太陽光発電で発電した電気を出力できるパワコンでパネルの枚数や系統によって、どのパワコンを取付けるか変わってきます。

ハイブリッドパワーコンディショナー JH-55GM3P  ラベル

パワコンの中には配線がたくさんつながっていて、太陽光パネルからの電気、蓄電池からの電気、家の電気がつながっています。

ハイブリッドパワーコンディショナー JH-55GM3P  中身

蓄電池への配線

先ほどのハイブリッドパワコンから蓄電池へも配線がつながっています。

シャープハイブリッドパワーコンディショナーと蓄電池

横の物置と比べると蓄電池がどれくらいコンパクトかわかります。

こちらはシャープの「JH-WB1621」というタイプで、幅500×奥行360×高さ605㎜です。

エアコンよりも小さいですね。

シャープ 蓄電池

なぜこれだけコンパクトかというと、電気を変換する機能が上についてるハイブリッドパワコンに内蔵されてるからです。

シャープ 屋外用蓄電池

中にパワコンが内蔵されてるタイプの蓄電池は、もう少し大型のものになります。

パワコン内蔵型の蓄電池の大きさのイメージ(フォーアールエナジーのエネハンドなど)

4RENERGYフォーアールエナジー エネハンド蓄電池 施工事例

シャープの蓄電池の中にはリン酸鉄リチウムイオンという電池が入っています。

こちらが電池ユニット。

シャープのリチウム電池

こちらを蓄電池本体にセットします。

シャープの蓄電池の中

リチウムをセットしたところ

配線をつなぎこんで完成です。

蓄電池のふたをあけたところ

太陽光発電の電気工事

先ほどのパワーコンディショナーと家の電気配線をつなぎこみます。

家の分電盤の横に太陽光・蓄電池のブレーカボックスを取付けます。

太陽光の電気工事をする前

太陽光と蓄電池のブレーカ

こちらは普段はさわることはありませんがメンテナンスや点検時に操作することがあります。

太陽光・蓄電池モニターの取付

モニターはリビングの見やすい位置に取付けさせていただきました。

インターホンの横に配線します。

モニター取付け工事前

モニター取付け工事

家で使ってる電気よりも発電量が多い場合は青く光ります。

逆に使ってる電気の方が多い場合はオレンジに光ります。

これで遠くからモニターを見るだけでも、今の家の状態がわかります。

「青」か「オレンジ」か。

意識することで、省エネ意識が高まり、家族みんなが電気を小まめに消したりしてくれるようになります。

意識する効果で約1割の電気代が削減できると言われています。

この浮いたお金がちょっとのお小遣いになりますね!(^^)!

太陽光モニター

今回は蓄電池の状態も見れます。

「太陽光の発電量」、「蓄電池の残量」、「家で使ってる電気」、「売電してる電気」がイラストと数字でわかりやすく表示されます。

シャープ蓄電池対応発電モニター

さらにインターネットを通じて、シャープの「見守りサービス」にも登録できます。

自分では気づけない発電の不具合をシャープのモニタリングセンターでいつも見守ってくれています。

WEBモニタリングサービスのイメージ

WEBモニタリングサービスのイメージ

運転前に太陽光の点検

太陽光発電の運転を開始する前に専用の機器で点検を行っています。

最初の状態のデーターを取っておくことで、次回の点検以降のデーターと比較することができます。

最初から不具合が発生していた事例もあるので、運転開始時点の点検とチェックは重要です。

基本的な電圧や電流の検査に加えて、太陽光パネル、ケーブルの断線チェックをしています。

ソコデスという専用機器で確認

太陽光発電システムの点検

異常がないことが確認できました。

太陽光 ソコデスで断線チェック

IVカーブ測定で発電状態の確認

太陽光発電のIVカーブ測定

絶縁抵抗測定で漏電などがないことを確認

太陽光の絶縁抵抗測定

全ての検査が問題ないことがわかりました。

やはり国内メーカーの優秀な品質ですので間違いないですね!(^^)!

太陽光発電・蓄電池システムの完成

これで全ての工事が完了しました。

外壁塗装 完了後

関西電力さんとの連係をして、電気の売り買いができるようになりました。

シャープ蓄電池対応発電モニター

これからは、発電した電気はまずご自宅で。

余った電気は売電。

深夜電力を蓄電池に貯めて、割安な電気を昼間も使えるようになります。

万が一の停電時も蓄電池から供給できるので災害時も安心です。

蓄電池の電気の流れのイメージ

さらに、売電期間が終了する10年後も余った電気は蓄電池に貯めて使用できます。

電気代は終わらないローンともいわれています。

これで、電気代を大きく削減して、電気代の値上がりに影響されない生活ができますね。

蓄電池の電気の流れのイメージ 節電モード

I様、この度は工事のご依頼いただき誠にありがとうございました。

これからも安心して太陽光をお使いいただけるよう、しばらくしましたら定期メンテナンスにお伺いさせていただきますね!(^^)!

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